Report

【現地在住リサーチャーによる寄稿|スウェーデン式新型コロナウイルス対策の実態 なぜスウェーデンはロックダウンを行わなかったのか】

第3回自主調査レポート公開のお知らせ

自主調査レポート第3回は、これまでの「市場分析レポート」とは少し変わり「現地在住リサーチャーによる寄稿」をお届けします。

テーマは「スウェーデン式新型コロナウイルス対策の実態 なぜスウェーデンはロックダウンを行わなかったのか」。現地在住リサーチャーによる医療従事者インタビューも交えてレポートしています。


ダウンロード資料概要

(下部のフォームにご入力後にすぐに表示されます)

テーマ

現地在住リサーチャーによる寄稿|スウェーデン式新型コロナウイルス対策の実態 なぜスウェーデンはロックダウンを行わなかったのか(全8ページ / 約1.5MB)

目的・背景

新型コロナウイルスの世界的流行は今なお続いており、各国はその対応に日々追われている。多くの国では長期的な都市封鎖、いわゆるロックダウンが行われ人々の日常は大きく変化した。そんな中、北欧の国スウェーデンではロックダウンを用いた感染拡大の封じ込め戦略を実施せずソフト対策や緩い規制と呼ばれる独自路線を貫いている。
2020年8月20日時点のスウェーデン国内における新型コロナウイルス累計感染者数は85,219人で累計死者数は5,790人にのぼる。スウェーデンにおける人口10 万人あたりの死者数は56.86人で医療崩壊が起こったイタリアやスペインに次ぐ世界ワースト8位という結果となった。こういったことから、日本や海外メディアからはスウェーデンの方針に疑問を呈する報道が後を絶たない。
一方で、スウェーデン国内では現行の新型コロナウイルス対策を支持する声が多く、国内4,703人を対象に行った最新の調査によると56%の回答者がスウェーデンでの新型コロナウイルス対策を信頼していると回答し対策に否定的な回答は23%にとどまった。
死者数は世界ワースト8位にもかかわらずなぜ厳しいロックダウンに踏みきらなかったのか、なぜ国民が現行の対策を支持しているのかなど政策の背景や現状、そして筆者が行った現地の第一線で活躍する医療従事者へのインタビューなどを交えて考察したい。

目次

■スウェーデンの現状
■集団免疫の獲得が目的ではない
■早期から行われていたスウェーデンの対策
■国民の高い支持
■死亡率の高さとロックダウン
■持続可能なウイルスとの戦いとは

【リサーチャー紹介】

松田 有美/Yuumi Matuda
立命館大学 法学部卒業。
大学卒業後エコノミストグループのシンガポール駐在員として新卒入社。
ヘルスケアシンクタンク部門にて市場アナリストとしてアジア諸外国の医療市場や各疾患・治療域について一次・二次データを用いた市場リサーチ、定性・定量データ分析及び報告書作成に従事。3年間で100件以上のリサーチプロジェクトに携わる。
現在グローバル・カルテットのヘルスケア市場調査案件に従事する他、フルタイムフリーランスとして戦略コンサルティングファームや外資系シンクタンクから依頼を受け製薬メーカーや医療機器メーカーの BtoB 、BtoCの市場調査や分析を担当。
※松田紹介記事はこちら

レポートのダウンロードはこちらから

グローバル・カルテットには、様々なバックグラウンドや専門性をもったリサーチャーが在籍しています。ご依頼や対応可能案件のご相談など、お気軽にHPのお問い合わせフォームよりご連絡ください。