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レポート公開|日本における「かかりつけ医制度」の普及とその課題 ―世界に遅れをとる日本の「かかりつけ医制度」は今後、普及するのか?―

日本における「かかりつけ医制度」の普及とその課題
グローバル・カルテットでは、さまざまなテーマで自主調査レポートを公開しています。 第36回は「日本における「かかりつけ医制度」の普及とその課題 ―世界に遅れをとる日本の「かかりつけ医制度」は今後、普及するのか?―」をお届けします。


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市場分析レポート|日本における「かかりつけ医制度」の普及とその課題 ―世界に遅れをとる日本の「かかりつけ医制度」は今後、普及するのか?―」(全12ページ / 約1.5MB)

目的・背景

新型コロナウイルス感染拡大を経て、日本で「かかりつけ医制度」についての議論が活発化している。コロナ禍では当初、感染対策の難しさから多くの診療所が熱患者の受診を断り、その結果、患者が保健所の相談窓口や一部医療施設に集中し、医療危機を深刻化させた。
本来は、日頃から患者を診ている「かかりつけ医」が対応し、陽性者であれば、軽症患者は訪問もしくはオンライン診療、中等・重症患者を大きな病院へ紹介し、退院後は経過観察など必要な医療につなげる。そうしたシステムが確立していれば、医療機関への負担集中は大きく緩和されたのでは無いかと考える。

日本以外の先進国、特に欧州地域では「かかりつけ医制度」がすでに定着しつつある。例えばフランスでは、2005 年よりかかりつけ医の選択が義務(かかりつけ医の診察を受けない場合は医療費の自己負担増加)となった。英国では国民は予め登録した診療所で診療を受け、必要に応じて紹介の下に総合・大学病院の専門医を受診する仕組みが確立している。

本レポートを通してすでに諸外国では運用が定着している「かかりつけ医制度」が日本で遅れている背景と、なぜ「かかりつけ医制度」がこれからの日本の医療に必要なのか考察していく。

目次

  • イントロダクション
  • かかりつけ医とは?
  • 日本における「かかりつけ医制度」の現状
  • 諸外国の「かかりつけ医制度」について
  • 日本における「かかりつけ医制度」普及への課題
  • かかりつけ医制度が今後の日本の医療に必要な理由
  • 総括

【リサーチャー紹介】

松田 有美/Yuumi Matuda
立命館大学 法学部卒業。
大学卒業後エコノミストグループのシンガポール駐在員として新卒入社。 ヘルスケアシンクタンク部門にて市場アナリストとしてアジア諸外国の医療市場や各疾患・治療域について一次・二次データを用いた市場リサーチ、定性・定量データ分析及び報告書作成に従事。3年間で100件以上のリサーチプロジェクトに携わる。 現在グローバル・カルテットのヘルスケア市場調査案件に従事する他、フルタイムフリーランスとして戦略コンサルティングファームや外資系シンクタンクから依頼を受け製薬メーカーや医療機器メーカーの BtoB 、BtoCの市場調査や分析を担当。
※松田紹介記事はこちら

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