Report

レポート公開|画像診断におけるAIの活用 -読影精度の向上と読影時間の削減に向けて-

グローバル・カルテットでは、さまざまなテーマで自主調査レポートを公開しています。 第56回は「市場分析レポート|画像診断におけるAIの活用 -読影精度の向上と読影時間の削減に向けて- 」をお届けします。


ダウンロード資料概要

下部のフォームにご入力後にすぐに表示されます)

テーマ

市場分析レポート|画像診断におけるAIの活用 -読影精度の向上と読影時間の削減に向けて- (全12ページ / 約2.2MB)

目的・背景

AIとは「Artificial Intelligence」の略語であり、日本語に訳すと「人工知能」である。この言葉の通り、自然言語を理解したり、論理的に推測したり、経験に基づく学習を行う等、人間が脳で行っているような作業をコンピュータが同じように模倣することを目的としたプログラムを「AI」と呼ぶのが一般的である。

冷戦下に巻き起こった第一次AIブーム からこれまでに、3度のAIブームがあったと言われており、第三次AIブーム1は2000年代から今なお続いている。第三次AIブームのきっかけは、大量のデータが利用可能になったことと、それを処理するための高速コンピュータが入手可能になったことが挙げられる。「ビッグデータ 」と呼ばれる多種多様かつ膨大なデータの記録や、処理が容易になったことで、AIがデータの規則性を自らが見つけ出して学習する「機械学習 」が可能になり、AIに対する基本の考え方が「機械学習」へ変化し、実用化された。また、機械学習の一種であるが、特徴量をマニュアルで開発する手順を必要としない「ディープラーニング(深層学習)」の登場により、画像認識、音声認識、自然言語処理などの分野でさらに進化を遂げ、第三次AIブームを加速させることとなった。

本レポートのテーマである画像診断におけるAIの活用とは、医用画像をAIで解析して診断に役立てることであり、上で述べた第三次AIブームで進化を遂げた画像認識技術によって実用化に至った。日本では大腸を対象とした画像診断支援AIが2019年3月から販売されたことを皮切りに、多くの画像診断支援AIが薬事承認され、解析する画像の部位も肺や胃、咽頭、乳房、骨、目、脳など対象が広がってきており、医療機器のタイプとしても内視鏡やCT、超音波、眼底カメラ、MRI、X線など様々である。

目次

  • はじめに
  • AIの市場動向
    -AI全体における市場予測
    -医療分野におけるAIの活用と技術動向
  • 画像診断におけるAI
    -画像診断におけるAIの活用状況
    -画像診断におけるAIの効果と市場の声
    -画像診断におけるAI活用における課題と展望
  • 結言

【リサーチャー紹介】

M,T

大学卒業後、新卒で大手化学メーカーに入社し、研究開発職として勤務。自身が開発した製品の製品化及び海外勤務経験を経て、外資系コンサルティングファームへ転職。前職での経験を背景とし、製造業における基幹システムの導入プロジェクトを担当する。
現在は育休中につき、フリーランスとしてコンサルティング・市場調査業務に従事している。

 

レポートのダウンロードはこちらから




グローバル・カルテットには、様々なバックグラウンドや専門性をもったリサーチャーが在籍しています。ご依頼や対応可能案件のご相談など、お気軽にHPのお問い合わせフォームよりご連絡ください。