Report

レポート公開|日本の眼科市場最前線 ―近視大国・超高齢社会が生む医療需要―

日本の眼科市場最前線 ―近視大国・超高齢社会が生む医療需要―

グローバル・カルテットでは、さまざまなテーマで自主調査レポートを公開しています。 第67回は「市場分析レポート|日本の眼科市場最前線 ―近視大国・超高齢社会が生む医療需要―」をお届けします。


ダウンロード資料概要

下部のフォームにご入力後にすぐに表示されます)

テーマ

市場分析レポート|日本の眼科市場最前線 ―近視大国・超高齢社会が生む医療需要―(全11ページ / 約2.3MB)

目的・背景

2025年にBritish Journal of Ophthalmologyより発表された論文によれば、子どもの近視の世界的な有病率は30.47%に達しており、2050年までに世界で7億4,000万人の子どもや青少年が近視の影響を受けると言われている。特にアジア地域における近視の割合は高く、日本の子ども・未成年では86%に達し、世界で最も高い水準にあることが報告された。英国、アイルランド、米国の近視率が約15%にとどまっていることと比較すると、日本の水準の高さは際立っており深刻な状況がうかがえる 。

近視増加の背景には、両親が近視である場合に発症確率が高まるとされる遺伝的要因に加え、スマートフォンやタブレット端末の長時間使用、屋外活動時間の減少といった環境要因が複合的に作用していると考えられている 。さらに、近視の進行は将来的に白内障、緑内障、網膜剥離などの重篤な疾患のリスクを高めることも明らかになっており、早期の近視対策や治療の重要性は高い。こうした状況を受け、2024年12月末には、近視進行抑制治療薬として初めて厚生労働省の承認を取得した参天製薬の「リジュセアミニ点眼液0.025%」 が登場し、2025年春の販売開始以降、市場から大きな注目を集めている。

加えて、日本は世界でも突出した高齢社会であり、白内障、緑内障、加齢黄斑変性(AMD)などの加齢関連疾患の患者数は構造的に増加している。これらの疾患は診断、外科手術、慢性投薬治療を伴うため、医薬品および医療機器双方に安定的な需要を生み出す。結果として、眼科領域は人口減少下においても市場拡大が見込まれる有望な分野となっている。

本レポートでは、日本の眼科市場の構造的成長要因と成長を阻害する要因を整理するとともに、医薬品・医療機器・再生医療分野における事業機会と競争環境を検討する。

目次

  • イントロダクション
  • 眼科医療需要の拡大と医療提供体制の課題
    -疾患構造の変化と需要拡大
    -医療提供体制のボトルネック
  • 眼科領域市場の概要
    -医薬品市場
    -医療機器市場
  • 民間企業での取り組み
  • 総括

【リサーチャー紹介】

松田 有美/Yuumi Matuda

立命館大学 法学部卒業。
大学卒業後エコノミストグループのシンガポール駐在員として新卒入社。 ヘルスケアシンクタンク部門にて市場アナリストとしてアジア諸外国の医療市場や各疾患・治療域について一次・二次データを用いた市場リサーチ、定性・定量データ分析及び報告書作成に従事。3年間で100件以上のリサーチプロジェクトに携わる。
現在グローバル・カルテットのヘルスケア市場調査案件に従事する他、フルタイムフリーランスとして戦略コンサルティングファームや外資系シンクタンクから依頼を受け製薬メーカーや医療機器メーカーの BtoB 、BtoCの市場調査や分析を担当。

※松田紹介記事はこちら

レポートのダウンロードはこちらから



グローバル・カルテットには、様々なバックグラウンドや専門性をもったリサーチャーが在籍しています。ご依頼や対応可能案件のご相談など、お気軽にHPのお問い合わせフォームよりご連絡ください。