【グローバル・カルテット リサーチャー紹介|クライアントの意図をくみ取った細やかな仕事で指名されるリサーチャーTさん 】

更新日: 2022.12.07


「グローバル・カルテット」はフリーランスや副(複)業リサーチャーが集まって業務を請け負う専門チーム。すべてのメンバーが自分の腕・技術で勝負しているだけあって、その専門性は多種多様です。世界中にメンバーがいるため、リサーチ業界には専門家が少ない「英語」が堪能なメンバーが豊富なのも特長の1つ。「リサーチ外注」の枠を超えて、クライアント様が言語化するに至っていない困りゴトに丁寧に寄り添い、課題解決のためのご提案からお任せいただいています。
この記事では、グローバル・カルテットにご依頼いただく案件の品質を支えている、専門性の高いリサーチャーをインタビュー形式でご紹介します。

英語スキル×ジェネラリスト
クライアントの意図をくみ取った細やかな仕事で指名されるリサーチャーTさん

プロフィール


フリーランスリサーチャー。イベント企画、プロモーション企画、会議通訳などの幅広いキャリアを経て「どんなことも一通り対応できる」ようになったことが強み。中学の頃に洋楽にハマった経験から英語に興味を持ち、国際基督教大学に進学。大学では英語で学び、考える素地を養い、留学経験も。TOEIC930点。
グローバル・カルテットには2018年より参画。その英語力を活かし、主に英訳、和訳の必要なリサーチ業務に携わっている。

英訳、和訳の粋を超えて、クライアント様の求めている意図を的確に表現する

−Tさんは「英語が堪能」とうかがいました。リサーチ業務に英語は必要なイメージがあまりなかったのですが、グローバル・カルテットではどのようなお仕事をされているのでしょうか?

グローバル・カルテットはヘルスケア分野を専門にしています。

そのため、クライアント様の本社が海外にある場合も多く、本社に送るためのリサーチペーパーの英訳や、医療機器のマニュアルの和訳など、英訳、和訳業務が日常的に多くあります。

リサーチャーとして、海外サイトも含めた膨大な量のデスクトップリサーチ結果のリスト化、レポートにまとめる前の素材集めなどの地道な工程も行っています。

−医療分野の専門用語が多い文章は、専門的な英語スキルが必要なのでしょうか。

もちろん、それもあります。

しかし、専門用語は調べればわかるものも多いので、実はそれ以上に、訳したものが、最初から最後までストーリーになっているかどうかを丁寧に点検する力の方が重要と言えるかもしれません。

−それは英語スキル+αが必要そうですね。

単なる英語スキルだけを使っているというより、やはり、クライアント様の要望や、資料の意味などを理解した上での全体把握力が大切と感じます。

例えば、最近、とある医療系アプリの開発のために、ディベロッパー様が残した開発途中のメモ書きやマニュアルを英訳しました。そういうものは、資料上の熱量はあっても、肝心な主語が抜けていたり、一文が冗長になっていたりなどの不備も多く、ただ訳すだけでは全体の意味が通らなかったりします。ですので、自然な英語になるように、この資料を使うクライアントの方が資料を正しく使えるように、何度も何度も読み返し、リライトをして納品します

−英訳、和訳というより、「意図を的確に伝える」ことがお仕事なのですね。

はい。自然な日本語、わかりやすい英語は私のこだわりですね。会議通訳などもしてきたので、「意図を的確に伝える」仕事には、その経験もいきていると思います。

自宅のワークスペース

リサーチ「前後」のお困りゴトを全部ひきうけるきめ細やかな対応で、指名をされることも

−これまでのグローバル・カルテットのお仕事で嬉しかった経験はありますか?

最初のご依頼案件がクライアント様に喜んでいただけて「次回もぜひ」と指名をいただいたことです。

−おお! 指名が入るとは! クライアント様の期待以上のクオリティのお仕事ができたのは、どのような部分だったのでしょうか?

それは、レポートの英訳のお仕事でした。直接指名の理由は、かなり短い納期の中で、わかりやすい英語で納品ができたからと聞いています。本当に困っていらっしゃったようでしたのでお力になれて嬉しかったです。

レポートを読む中で、クライアント様の方で完成されていた英訳部分に前後との齟齬があったりもしたので、さりげなく前後のストーリーに合うように修正したりもしました。

−「与えられた部分をやればいい」だけじゃなく、そのきめ細やかさが喜ばれた理由だったのですね。

専門用語を丁寧に理解しながら英訳・和訳をすすめていきます

英語×ジェネラリスト。1つの専門性を磨くのではなく、幅広いキャリアを積んで、対応できる幅を広げる。

−Tさんは英語の専門性を磨いたキャリアを築かれてきたわけではないのですよね?

はい。私は英語だけの専門家ではなく……ジェネラリストなんです。広く浅くのタイプ。リサーチの仕事をする前は、企画職なども多くやってきてました。「なんでもやってみます!」というのがモットーで、面白そうなことにはどんどんチャレンジしてきたおかげで、幅広いスキルが身についてきたんです。どちらかというと、勉強で身に付けるより、現場で身に着けるほうが得意です。

−すごいバイタリティと器用さ! 「英語のみ」じゃないからこそ、幅広い対応が可能なんですね。

そうだと思います。リサーチの仕事は、1つとして同じ業務はないので、その度に新しい学びがあってとても刺激的。私はヘルスケア分野の専門家ではないのですが、周辺の環境を調べながらその都度、案件に合わせて臨機応変に対応しています。メンバーの中には医療分野に精通している方もいますが、英訳・和訳まで得意であることとは別なので。それぞれの強みをいかしてチームで動いています。

−今後はどのようなことにチャレンジしていく予定ですか?

今後は英語業務だけでなく、データ加工などをして最終レポートとしてアウトプットする業務などもチャレンジしたいと思っています。

グローバル・カルテットはクライアント様の様々な要望に柔軟に対応するため、全体を統括するクオリティーコントローラーが、メンバーの適正やスキルに合わせて業務を切り分けています。

コンサルタントやマーケターとして活躍しているメンバーもたくさんいて、データを使った分析などのプロフェッショナル な仕事を目の当たりにすることも。

チームで案件にかかわるとその仕事に刺激を受け、マーケティング経験はないのですが、データ加工なども学びたいと前向きになります。自分で受け持てる守備範囲を増やしていきたいと思っています。

インタビュー・文/あさのみ ゆき


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