【代表メッセージ|海外ワーケーションレポート】<ワーク編> ワーケーションはもっと気楽でいい!

更新日: 2020.06.16

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2020年2月5日〜23日まで、5歳の娘を帯同し、オーストラリアにてワーケーションをしてきました。
ワーケーションとは、ワーク+バケーションの造語。旅先で働くというワークスタイルです。場所や時間を選ばずに働けるグローバル・カルテットらしいスタイルともいえます。
ワーケーションは、過去にハワイで2回、奄美大島で1回経験済みで、今回は4回目。初めて娘を現地の保育園に預けるというチャレンジをした今回。ワーク編と家族編にわけてレポートをお届けします。

感染症リスクの発生等もあり、テレワークの可能性にも注目されている今日。初めてのテレワークや、急遽長期の遠方滞在を検討される方にも何かヒントになれば幸いです。
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家族編はこちら

■もっと気楽にワーケーションを!

今回のワーケーションは、娘の保育園行事も少ない2月にということで、昨年7月ごろからゆるりと計画をしていました。

最近は親子留学などのプランも多くありますが、現地で何かを学ぶとかマストの予定があるとかだとプレッシャーにもなるので、「場所を移して旅先で働く」というふらりとしたワーケーションが自分には合っていると感じます。
海外に行くからには何かを持ち帰らないといけない! という決まりはありません。

どこに行くか考えるのもまた楽しい時間です。ブリスベンやゴールドコーストのあるクイーンズランド州と日本との時差は1時間。
今回は、娘にとって時差の負担の少ない国を選びました。娘に提案したところ「プールや海に入れるところなの!?」とごきげんでした。

午前中メール・チャット対応は海の見えるバルコニーで!

環境を変えてみると、いかにふだん時間に追われていたかということに改めて気づかされます。
1分1秒なまけてはいけない! 即レスせねば! 30分の放置すらありえない! という使命感に知らず知らず追い立てられていた日々。
海外にいると、時差もあるし、取引先やメンバーも「おそらくレスが多少遅くなるだろう」という想定でいてくださると思うので、勝手に自分に入れていた即レススイッチを切ることができます。
海のそばで、しばしの癒しの時間はとても貴重。
時間の早さを変えることでリフレッシュできることはワーケーションの醍醐味だと感じます。
脳の疲れが吹き飛びます!

■現地の保育園に預けてわかった。 意外な盲点!

今回は4回目にしてはじめて、娘を現地の保育園に預けました。
宿泊先のコンドミニアムに併設されているオフィス棟にある保育園。

歩いて数分で海というロケーションです。

はじめての海外での保育園

これまでは、娘の帯同にともない、ワーク2割バケーション8割というボリューム感のワーケーションでしたが、今回は保育園に入れるから、ワークボリュームをぐぐっと増やすぞ!! という意気込みでしたが……。
やってみると、現地の保育園に慣れるまで時間がかかり、想定外の早退が多く、保育園に入れれば万事OK! ではなく、その場その場でのリカバリーが必要でした。
早退後、娘と同じ部屋でオンラインミーティングなどはまったく問題なく実施できています。
母が働いている環境というのは娘にとっては「日常」なので、そこには違和感なく、きちんと理解してくれていたようです。
100%何をどんなに準備したところで思いどおりにいくことはない。
余白をもったスケジューリングの重要性を体感しました。

急遽娘と一緒に行った動物園

想定外もありましたが、新しい環境にトライした今回のチャレンジの収穫は大きかったです。
娘の著しい成長に驚きました。
これは次回の「家族編」に詳しくまとめます。

■旅先で働く段取りのコツ

場所や時間にとらわれない働き方を普段から実践しているとはいえ、やはりまったく同じ環境ではないので、工夫が必要です。
いくつかまとめてみます。

  • ワーケーション前の段取り 
    〜自分がメインで動くものはワーケーションに持ち込まない!〜

ワーケーション先に何を持ち込むか、何を置いていくかの取捨選択が非常に重要です。
納期や期限の差し迫るタスクは持ち込まない。
また、自分以外のかえがきかない業務は出発前と帰国後にまとめる
など、現地での「余白」を重視して選別をします。
予定通りいかないのがワーケーション。
「ぜったいにこの日に自分が!」というものを抱えているとストレスとなります。
そういう仕事はワーケーション前後に振り分けて、持ち込まない! を徹底するほうがいいです。

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  • 現地での段取り〜打ち合わせ系をがつんとまとめて旅先で!〜

普段は細切れ時間で、なかなかゆっくりとミーティング時間がとれません。
だからこそ、旅先で集中して打ち合わせを。
現地で会うべき人に会うのはもちろんですが、オンラインでのミーティングも日本にいる日常よりも旅先でまとめてやってしまう方が効率よく感じます。
頭がすっきりしている午前中にまとめてどんどん終わらせてしまいます! 
チェックの必要な成果物もさくさくとパスします。

現地でやるもの、前後に日本でやるものを事前にしっかりきりわけておくと多少想定外なことが起きても柔軟に対応できます。

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次回は家族編。娘との対話の時間と、娘と英語の関係などをレポートします。


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