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【グローバル・カルテット リサーチャー紹介|高橋啓子 】

グローバル・カルテットは、フリーランスや副(複)業リサーチャーが集まって業務を請け負う専門チーム。「世界のどこにいても働き続けられるカタチ」にこだわってきた弊社では、社会人インターン、育休インターン、学生インターンも活躍中です。この記事では、「コロナ禍におけるイギリス×ロックダウン中の学校教育」などの「自主調査レポート」の執筆を中心に活躍するリサーチャーを紹介します。

夫の転勤帯同で会社を退職。
不安とモヤモヤを乗り越えフリーランスへ 高橋啓子さん


 プロフィール 明治大学 政治経済学部 政治学科卒業。総合商社のヘルスケア事業部門にて主に医薬ビジネスに携わる中、調査業務にも従事。7年勤務した後、渡英に伴い退職。子育てが落ち着いたことをきっかけに、2020年よりロンドンからフルリモートフリーランスとしてグローバル・カルテットに参画。

それまでのキャリアがゼロに。モヤモヤを抱き続けた2年間

まず、ロンドンに行くまでのキャリアを教えていただけますか

大学を卒業してから総合商社に就職し、ライフサイエンス領域の部門で営業アシスタントをしていました。海外とやり取りすることに興味があって選んだ会社で、担当も貿易関連だったため、充実した日々を送っていました。それが、入社から7年ほど経った時に夫のロンドン転勤が決まったので、家族で帯同することにしました。

仕事を辞めて帯同を選択するというのは勇気がいることでしたが、その会社は家族の帯同で辞めたとしても3年以内なら再就職できるという制度があったので、それを活用することを当初は考えていました。

素晴らしい制度ですね。でも、活用はしなかったということですね…

あっという間に時が経ち、会社に戻るか辞めるか決断しなければならない期限になりました。夫の駐在はまだしばらく続きそうだったので、夫を1人ロンドンに残し、私が幼児2人を抱えて本帰国するか、または再就職を諦めるか。この二択で、後者を選ぶことにしました。子どももまだ小さかったですし、頼れる家族もいない環境だったので、やはり厳しいだろうなと。それに、イギリスの教育環境や暮らしが気に入っていて、こちらで得られるものが多いと感じていました。ただ、ロンドンに来るために会社を辞めた時以上に、この再就職のチャンスを諦める時は悩みに悩みました

それは苦渋の決断でしたね。それからは特に仕事はせずに過ごされていたのでしょうか

モヤモヤの2年でした。子どもたちもだんだん成長して幼稚園になれば私1人の時間もできましたし、「何かしたい、でも私に何ができるんだろう」とずっと考えていました。ロンドンで就職しようと考えたこともありましたが、そもそも営業アシスタントという「単なる事務」の経験しかない私がチャレンジできそうな募集も見つけられませんでした。

ただ、イギリスはチャリティが盛んなので、私は地元にあるホームレスに家を提供するためのチャリティショップでボランティアをすることに。無償ではありますが、家庭や育児と離れた社会との接点が持てるようになったのは嬉しかったですね

芝生が眩しいロンドンの公園で

苦手意識のあったことが思い込みだったと気づく

グローバル・カルテットで仕事を始めるまでの経緯を教えていただけますか

昨年からイギリスも新型コロナウイルスでロックダウンになったため、地元のボランティア活動も休止状態になりました。一方で、日本では在宅勤務などが進んでリモートでできる仕事やフリーランスといった働き方が注目されるようになっていました。SNSでそんな働き方を目にする機会が増えて、イギリスにいながらも日本の仕事ができるのではないかなと思うように。そんな中、昨年の秋ごろにあるエージェントのキャリア面談を受けてみることにしたんです。そのときにグローバル・カルテットを教えてもらいました

グローバル・カルテットの仕事を紹介してもらったということでしょうか

いいえ。キャリア面談では、世界中にいるフリーランスが活躍する会社があるって社名だけ教えていただいただけで、仕事の案件を紹介いただいたわけではないんです。

面談後に会社のサイトを見てみると、そこに書いてあった「世界のどこにいても働き続けられるカタチ」というビジョンに一気に引き込まれて、サイト内に掲載してあったメンバー紹介の記事などを夢中で読み進めていきました。

その中で、ある社会人インターンの方の記事が目に止まりました。その方は、新卒から一社しか経験がなく、専門的なスキルや経験もないと悩んでいらっしゃったということで、私に似ていると思ったんです。私も、前の会社以外の「外の世界」を知らなさすぎて、とにかく自信がないという思いで溢れていました。共感する部分がすごく多かったのに加えて、募集がなかったけど応募してみたというエピソードも書かれていて、「これは聞いてみるしかない!」と背中を押された思いがしました。当時もリサーチャーの募集しか載ってなかったのですが、思い切ってサイトから問い合わせたのがグローバル・カルテットで仕事を始めるきっかけになりました

ご自身でコーポレートサイトから問い合わせたんですね

まずはアシスタント的な仕事からということで、城さんのリサーチのお手伝いなど事務的なお手伝いをしていたのですが、ある時、城さんから「自主レポートを書いてみない?」というお話をいただいて、私の住むイギリスとコロナの状況を踏まえて、ロックダウン中の学校教育について書かせていただくことにしました

リサーチや執筆などの経験はあったのでしょうか

営業アシスタントの時に、企業調査や市場調査のデータ収集はしていました。もちろん、リサーチの専門職ではなかったんですが、情報を集めるという作業は当時から好きでした。ただ、執筆はまったく経験がないですね。学生時代に広報誌を作るサークルに入っていたので、その時に少し書いていたぐらいで。でも実は、、話すことなどアウトプット全般に苦手意識があり、執筆もハードルが高いと思っていたくらいなんです。

それが、いろいろ情報を集めること自体はもちろん好きでしたし、集めた情報を一本のストーリーにまとめていく作業が意外にも、とても楽しかったんです。細かい情報やデータが一本の筋で繋がった時の気持ち良さがなんともいえないというか。これは大きな気づきでしたね

イギリスにいるからこその価値を提供したい

仕事を進める上で大切にされたことはありますか

大切にしたいと思っているのは、「コミットメントしたことはやり切る」ということ。フリーランスで働いていると、会社員以上に信頼関係がすべてだと思っています。「約束したことは果たす」というのは大前提ですし、プロセスの中でも自分からまめに連絡して進捗報告をするとか、仕事を頼んでくださった相手に安心して任せられるという気持ちになってもらえるように意識しています。

例えば城さんは自主レポートのテーマ設定など、全体的に執筆者の意向を尊重してくれますし、自走性が大事だと思っているので、指示を待つのではなく自分でどんどん提案を行った上で進めていくようにしています。その一方で私のほうで自信がなかったり、迷ったりすることがあれば、意向のすり合わせをするなど、その都度、相談をして進めています

これから挑戦したい領域などはありますか

まずは自主レポートをはじめ、自分のアウトプット数をどんどん増やしていきたいですね。このレポートをきっかけに発見できた新しい自分の可能領域なので、純粋に実績を増やしていきたいです。

また、せっかくイギリスという国にいるので、ヨーロッパの生の動向などをキャッチして仕事につなげられたらと考えています。この土地にいるからこそ分かる「肌感」みたいなものがあると思いますが、そういった環境を生かしていきたいですね

環境をアウトプットに生かすというのは、まさにグローバル・カルテットのビジョンにもつながることかもしれません

そうですね。あとは、私は子育てしながらなので、フルタイムでコミットできない状況もありますが、日本との時差を活用することで、私も働きやすいし、日本の夜間に作業できればお客様にも喜ばれるかもしれません。こちらにいるからこその価値を提供していければと思います。

自信のない女性に「一歩踏み出す」勇気を

高橋さんのようにモヤモヤしながらも仕事ができない女性は他にもたくさんいると思いますが、そのような方に最後にメッセージをいただけますか

前職を辞めてからというもの、とにかく自己肯定感がまったくない状態でずっとモヤモヤしていました。専門スキルもないし、私が再び働くことなんかできない。自信がないから一歩が踏み出せない。確かにこのような悩みを持つ女性は多いかもしれませんね。

私はグローバル・カルテットでの仕事を通じて、アウトプット全般への苦手意識が思い込みであったことなどが分かりました。本当に外で経験してみるって大事ですね。なので、失敗したらしたでいいからとりあえず1回やってみる。そんな気持ちで一度挑戦してみていただけたらと思います。

あとは、発信することも大事ですね。実はキャリア面談で仕事を再開したいということを言った時、その意思を発信したほうがいいって言われたんです。知っている人にアピールすることで、ひょんなことから仕事のご縁になるかもしれないからって。実際に、そういった発信を通じて知り合いから頼まれた仕事もあります。なので、モヤモヤがあるならば、それを発信してみたり、誰かに打ち明けたりするというのもおすすめですね

私のように夫の駐在帯同で仕事を辞めて悩んでいる女性も本当に多いと思います。そういった方の参考にもなれればと思いますので、これからもなるべく発信していきたいと思います。せっかくアウトプットの苦手意識も克服できましたので

(インタビュー・文 / 山本恭子)


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