【代表メッセージ|どんな状況でもサスティナブルに働くために 〜フリーランスがチームを作るメリット・デメリット〜後編 】

更新日: 2020.06.16

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新型コロナウイルスの影響を受け、急激な働き方改革が進んでいます。
2016年から、フルリモート(テレワーク)による「フリーランスチーム」という新しい働き方をスタートしたグローバル・カルテット。チームで仕事をすることで、よりサスティナブルに働けると実感しています。今回の記事では、代表の城みのりがその経験から得たことをベースに、これからの働き方にも役立つサスティナブルな「チーム」での働き方について、インタビュー形式でお伝えします。今回は後編です。前編はこちらから
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■チームで働くメリット2:自分が休んでいても案件が止まらない安心感

―今回の急な休校などで、納期は迫っているのに仕事時間が確保できなくて焦っているフリーランスの方も多いように思います。

フリーランスは、自分の手が止まると完全に仕事がストップしてしまいますよね。そうすると収入も止まるし、持っているタスクも詰まってくるので焦りからイライラに発展してしまうことも。
チームで案件をシェアすると、別の人が稼働していれば、案件そのものは止まりません。安心して休めるのですね。
グローバル・カルテットでは、できる時にできる人が担当するというスタイルで仕事を進めています。組織といっても、それぞれ「フリーランスのプロフェッショナル」としての責任をもち自発的につながっているチームなので、甘える一方ではなくgive and takeで気持ちよく仕事ができていますね。同業者はライバルではなく最強のセーフティネットだ、と常々感じています。

■チームで働くメリット3:身近な先輩の背中を見て、成長し続けられる

―チームでの仕事が向いているのはどういう人でしょうか?

向上心や成長欲求がある方はチームで得るものが多いです。フリーランスは孤独なことも多いのですよね。会社では当たり前にいた、身近に目標となる先輩や自分とは異なるやり方の同僚もいないので、自分のスキルややり方が固定化しがちです。

ですが、チームで同じ案件をシェアすると、自分にはないスキルを持っている方の仕事ぶりを見る機会に恵まれます。これはひとり1案件完結型のフリーランスではありえないことなので、それをチャンスと捉えて、どんどん吸収していく方はフリーランスとしても力をつけていきます。
セミナー等でスキルアップを目指すのもよいですが、仕事をしながら実務で学べるのはとってもお得ですよね(笑)
できることが増えることにより働き方の選択肢が増えて巣立っていく方もいますけど、成長の場となることはグローバル・カルテットの喜びでもあります。

■チームで働くデメリット:自身の成長を止めるとチーム内での役割が減っていく

―「チーム」での働き方は、フリーランスという不安定な働き方を、より「安定」させていけるサスティナブルな可能性を感じました。デメリットはあるのでしょうか?

メリット3で語ったことと関連するのですが、個人としても成長を止めてしまうと、チームの中での存在意義を見失ってしまいがちです。グローバル・カルテットでは、いつどのくらいの量をどこでやるのかという働き方は完全に個人に任せています。ですが、やはり、メリットのみを享受しようとする、つまり「安定」のみを求めてチームに加入される方や、チャレンジ精神や成長意識がいつまでも薄いと、去っていくのも早いということは事実としてあります。

チームで働くからといって、全てが助けてもらえるわけではないんです。自分の専門性をより高めたり、範囲を広げていく姿勢があるからこそ、どうしても苦手な部分はそこが得意なメンバーにフォローもしてもらえます。

企業でもテレワークが増えると、「そこにいるだけ」ではなかなか価値を作りづらくなっていくのではないでしょうか。
フリーランス、チーム、企業などの立場に関わらず今の環境を受け入れて待ちの姿勢でいるのではなく、この状況をどうやって次につなげよう? と考えられる成長欲求のある方は活躍の場が広がっていく世の中になってきました。
グローバル・カルテットでもそのようによりよい働き方に向けて模索している方、自身のスキルアップに向けて向上心のある方をいつでも歓迎しています!

取材/文 あさのみ ゆき


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